後頭部の薄毛という現実に直面してから三ヶ月、私が最も力を入れたのは特別な魔法の薬を探すことではなく、自分のボロボロだった生活習慣を一から作り直すことでした。それまでの私は、仕事のストレスを理由に深夜までスマートフォンで動画を見続け、食事はコンビニの弁当やカップ麺で済ませ、運動らしい運動も一切しないという、まさに髪の毛にとっては最悪の環境を自ら作り出していたのです。まず着手したのは睡眠改革で、夜十一時には必ず布団に入り、スマートフォンは寝室に持ち込まないというルールを自分に課しましたが、最初は寝付けず苦労したものの、一週間もすれば朝の目覚めが劇的に良くなり、頭皮のベタつきが以前より軽減されたことに驚きました。食事についても、髪の毛の材料となるタンパク質を意識し、毎食納豆や卵を摂るようにし、おやつに食べていたスナック菓子をアーモンドやクルミなどのナッツ類に変えることで、内側から体を整える意識を高めました。また長時間のデスクワークの合間には、必ず首と肩のストレッチを行い、後頭部に血が巡る感覚を意識するようにしたところ、慢性的な頭痛も改善され、体全体が軽くなったのを感じました。シャンプーについても、これまでのように適当に洗って流すのではなく、三分間の予洗いを徹底し、泡を立ててから一分間のマッサージを行い、五分かけて丁寧にすすぐという儀式のような時間を設けるようにしました。こうした地味な努力を積み重ねていくうちに、以前は鏡を見るたびに絶望していた自分の後頭部が、少しずつですが「元気な地肌の色」に変わってきたような気がして、それが何よりの励みになっています。大きな変化はすぐには現れませんが、髪の毛一本一本が自分の生活を反映しているのだと考えると、一日の過ごし方がこれまでとは全く違う意味を持つようになりました。まだ道半ばではありますが、自分を大切にすることが髪を育てることに直結していると確信し、これからもこの新しい生活習慣を楽しみながら継続していこうと思います。
後頭部の薄毛に悩む私が実践した生活習慣の見直し日記